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教育実践対話の会は、一人ひとりの子どもの思いを大切にうけとめながら、教師一人ひとりが自らの実践を語りあい深めあい、授業づくりと学級づくりの融合をめざして考究する仲間の集いです。
1998年創設以来、全国各地の現職教師はもとより、教師志望の学生、さらに広く教育実践問題に関心のある方々を集め、互いの願いをつなぎあいながら構成されています。
現在は関東を中心に、毎月一回程度の頻度で例会を開いています。
例会では、授業記録やビデオ、板書など、学校で展開される様々な教育活動を手がかりに、子どもと授業について考えています。
また、会の通信誌『対話集』を通して、日本各地の先生方に対話の会の活動をお知らせしています。
全国の先生に原稿を書いていただいて学びの材料とさせていただくという活動も続けてきました。
考えてみますと、「Aを行えば必ずBになります。」とか、「教育のマニュフェスト」とか、「成果を数値化する」というように、なんでも分かりやすく、効率よく、すぐに結果を求めるような風潮の現在においては、そう簡単には表現できない、すぐに答えを確かめて安心できるような世界とはちがうものが存在していること自体が価値のあることなのかもしれません。はっきり簡単に言えないところが魅力であるという考えも大切です。そもそも、人間の成長、学びというもの自体がそんな単純な世界には存在していないのですから。
このような考えを軸としてきたのですが、それをもう一度明文化して見直そうという思いから、現在、「わたしたちの考え」を作成中です。下記のものは、その原案です。
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「教育実践対話の会 わたしたちの考え方」 (原案)
○わたしたちは、子ども一人ひとりの有り様に気を配り、その個らしさが発揮できることを大切にします。
○わたしたちは、何よりもまず、子どもたちとの学びを大事にし、学びの本質を追究していきます。
○わたしたちは、どんなときも、対話を大事にし、互いの思いに真摯に向き合っていきます。
○わたしたちは、そのクラスとその教師だからこそできる学びを目指します。
○わたしたちは、一人ひとりの教師が、自分の持ち味を発揮し、魅力的な存在であることを大事にします。
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